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木板に油絵の具で描かれた小さな絵。右下にサインはありますが作者はわかりません。
裏面の走り書きは、”Warmoesstraat Groningen Netherland” と読めます。上段は解読出来ませんでした。オランダ北部の街、フローニンゲンにある住所と思われます。おそらくこれを描いた画家のアトリエがあったのではないでしょうか。
フローニンゲンは今はオランダ北部の商業都市ですが、そのむかしは平坦で広大な大地と運河、オランダらしい水平線の見える牧草地や森、季節ごとに表情を変える美しい農地が広がっていました。
また、フローニンゲンにはオランダ美術史において非常に重要な、1918年に結成された芸術家集団「デ・プルーフ(De Ploeg)」という画壇がありました。彼らはそういったフローニンゲンの豊かな自然や田園風景を、印象派的な美しいタッチで描きました。
作者はわかりませんが、本品もそんな画壇の中の画家のひとりが描いたものではないでしょうか。
夕暮れ時(あるいは朝霧)の淡い光が樹々の間から差し込む、非常に抒情的な作品です。水辺のある森の中で樹木の間から女性がひとりこちらを見ているのがわかります。
手前と遠方の空間を感じさせる大変美しい絵です。額はありません。写真にある鉄の台座は別途品です。
・オランダ 年代不詳
・サイズ:縦20cmx横30cm
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