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J.B. CAPPELLEMANS ”Fountain(噴水)” 青い小皿 kt3110
¥6,050
J.B. CAPPELLEMANS AÎNÉ W.SMITH & CIE BRUXELLES ”FOUNTAIN” 裏面には JB Cappellemans Aine、W Smith & Cie Bruxelles と刻印があります。この刻印は1847年から1870年のもので、この頃インドは英国の植民地としてイギリス領インド帝国と呼ばれた時代でした。 おそらくインドのさまざまな風景が描かれたシリーズで、絵柄に必ず柳の木があり「ウィローシリーズ」と呼ばれることもあります。 Fountain(噴水)は William Smith & Co社の馴染みの深いの図案のひとつです。生い茂る木々と咲き誇る花々の庭園、中心にヴィクトリアンスタイルの噴水とジャグを頭に乗せた女性、杖を持った男性の姿が描かれており、栄華を示す英国の繁栄を想わせる図案となっています。 ジュマップ製陶工場は、1837年ベルギーの南、フランス国境に近いワロン地方ジュマップに設立されました。その後1847年に工場は実業家ジャン・バティスト・カペルマンス(Jean-Baptiste Cappellemans)によって買い取られ、カペルマンス製陶工場となります。 新会社には英国の陶器メーカー、ウィリアム・スミスが莫大な資本を提供しました。工場は当初はジュマップに所在していましたが、後にブリュッセル郊外のハレに移転します。カペルマンス製陶工場は僅か57年間の操業で1894年に閉鎖されました。当時勢いのあったラ・ルヴィエールとの競争に敗れたためと言われています。 かなり古い陶器なので染みや貫入があります。側面には3ヶ所のクラックが入っています。完全に割れてしまう可能性は無いと思います。 ・1847-1870’s Belgium ・サイズ:直径14.2cm×高さ3.2cm
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Le Clairefontaine Lavaliere ラヴィエ France kt3126
¥8,500
Faiencerie de Clairefontaine La Vallière ラヴィエ フランスのテーブルウェアのサービス名には、中世の婦人の名前から取ったものがよく見られます。本品もそのひとつで、サービス名のフランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエール(Françoise Louise de La Vallière)は、パリの東に位置するヴォージュール市の公爵夫人(1644-1710)で、フランスの貴族であり1661年から1667年までフランス王ルイ14世に非常に長く大切にされた愛人でした。彼女は宮廷内の知的存在でもあり、芸術、文学、哲学にも博識であったといわれています。 本品は、17世紀中頃〜18世紀初期のルイ14世様式で、フランスにおけるルイ14世が統治した時代の装飾様式をモチーフとした絵柄と思われます。白磁に淡いブルーの縁柄には、優しい曲線を用いた花や草木が美しく描かれています。表面には貫入による染みが見られますが、ヒビ、欠け、クラックなどはありません。 ブルゴーニュ地方のフランシュ・コンテのクレールフォンテーヌ修道院は、1131年から1791年まで存在したシトー会の修道院。1791年のフランス革命時に建物は国有財産として売却され、地元の商人の手に渡りました。その後1804年に陶器工場に置き換えられ、1932年までクレールフォンテーヌ製陶工場(Faiencerie de Clairefontaine)として運営されていました。 バックプリントの “Terre de Fer” は商業的な名称で、土器と磁器の中間にある上質な陶器を指すもので、陶器にミネラル化合物である長石とカオリンを混ぜて、より白く耐性のあるものにしました。 鉄粘土は1770年頃にフランスに登場し、産業革命後に本格的に広まり、1900年頃に最盛期を迎えました。 いかりのマークの左右に頭字語 “L.G.” が刻まれている刻印は、クレアフォンテーヌ製陶工場を管理していたのがレオン・グレイヴスであるためで、1894年から1913年の間に製造されたものになります。 1914年から1918年にかけての第一次世界大戦によって工場は大きな損害を受け、1930年代の経済危機により1932年に会社は閉鎖されました。 <歴代のマネージャーによってバックプリントの頭文字が変わります> 1804-1833年 JFE ジャン・フランソワ・エストレンヌ(Jean-François Estienne) 1833-1860年 JBR ジャン・バティスト・リガル(Jean-Baptiste Rigal) 1860-1885年 RS エミール・リガルとジュール・サネジュアン(Rigal / Sanejouand) 1885-1893年 RG ジュール・サネジュアン、レオン・グラブス(Sanejouand / Graves) 1894-1913年 LG レオン・グラブス(Léon-Graves) ・France 1894-1913’s ・サイズ:縦12.4cmx横23.2cmx高さ3cm
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Salins ラヴィエ ケルトモデル kt3130
¥8,200
本品のバックプリントに記されているサービス名の “CELTIC” とはケルトのことで、古代ローマでは単に「未知の人」を意味するそうです。一般的にはケルト人は、アイルランド、スコットランド、ウェールズ人のことと言いますが、正式には民族を表す言葉ではないんだそうです。 そのため Wikipedia によると歴史学などでは、「ケルト人 (Celts) 」という言葉は使わず、先住の人々のことを「ケルト系 (Celtic) 」という言葉を便宜的に使っている。ケルト人は移動を続け定住せず、文化的にも様々で、そのためキリスト教進出以前にヨーロッパにいて、ゲルマン人のようにキリスト教に帰依しなかった民族の総称として表現をされることもあるそうです。非常に複雑。 ケルトの伝統的なデザイン(ケルトノット)は、さまざまな結び目と装飾の様式化されたグラフィカルで連続したデザインのことをいいます。 スパイラル、ステップパターン、キーパターンは、西暦450年頃に始まったケルト人に対するキリスト教の影響以前のケルト美術の主要なモチーフで、これらのデザインは動物、植物などの描写が取り入れられました。 本品は縁柄にロカイユ模様が取り入れられた古典的なデザイン。貝殻に抽象的な花の絵柄をモチーフとしています。グリーン色には少しブルーが入った色彩がとても優しい色合いです。表面には貫入の痕がありますが、ヒビ、欠け、クラックなどはありません。 Faïence de Salins もともとスイスに近いロレーヌ地方のサラン・レ・バンは、古代より塩の採掘が行こなわれており、1856年に岩塩鉱の採掘工場が作られて以来、本格的な塩の生産が始まりました。 サラン製陶工場(Faïence de Salins)は1857年に設立されました。その後まもなく工場は高級陶器を専門とした製陶工場になります。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、サリンズ陶器工場は多くの国産陶磁器を製造しました。その後1912年にサラン窯はロンシャン製陶工場に統合されます。1968年までサラン窯の運営を行いました。その後サルグミンヌに吸収され1998年にすべての生産が終了しました。 ・France 1910’s ・サイズ:縦13.4cmx横23.7cmx高さ3cm
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CREIL ET MONTERAU Marie-Louise ラヴィエ kt3118
¥12,000
Creil et Montereau Marie-Louise ラヴィエ クレイユ&モントローのマリー・ルイーズの名の付いたシリーズです。 マリー・ルイーズ(Marie Louise)は皇帝ナポレオン1世の2番目の妻であり、1810年の即位から1814年の退位までフランスとイタリアの皇后でした。彼女はかのマリー・アントワネットのお気に入りの妹でもありました。1814年から1847年に亡くなるまでイタリアのパルマ公国の公爵夫人でした。 そんな彼女の名前の付いたサービスは、ナポレオンの時代を彷彿させる繊細なアカンサスの文様に縁どられ、色は白磁にシックなグリーンで飾られています。落ち着いた品格のある一品です。 刻印よクレイユ&モントローのラブラドールシリーズで、1900年前後の製造品と思われます。状態は表裏ともに貫入による染みがあります。ヒビ、割れ、欠けなどはありません。 ・France 1894 - 1920 ・サイズ:縦14cmx横24.3cmx高さ3.5cm
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ORPHANS 小さなソーサー BOCH Freres Belgium kt3109
¥4,950
2人の ORPHANS が描かれた小さなグリサイユプレート 19世紀前後のBOCH製トランスファープレートです。Orphans は「孤児」という意味で、当時はよく絵皿のモチーフに取り入れられていました。 教会の前の花畑に立つ中世の若い男の子と女の子を描いた可愛らしい絵柄。たくさんの花輪とレース模様に囲まれ、牧歌的な村の教会の風景が描かれています。非常に綿密な転写の技術によって仕上げられた一品です。 グリサイユは白黒で焼かれた陶器のことで、このシリーズにはブルーのものもあります。元は恐らくティーカップ(あるいはボウル)が付いていましたが、本品はソーサのみです。装飾用小皿として飾って頂ければと思います。 割れ、欠け、ヒビなどは無く、状態はいいですが、内側中程にほんの僅かな窪みがあります。焼かれた時にすでにあったものと思われます。 ・Beigium 1880-1920’s ・サイズ:直径14cmx高さ2.9cm
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スズメのラヴィエ Belgium kt3107
¥12,000
BFK Boch Frères REGENT リージェントコレクションのラヴィエ このシリーズは古くは19世紀よりBFK工場で製造されていたようです。本品は1920年頃の作陶です。 小規模で曲線を多用する繊細で優美、官能的な装飾が特徴のロココ様式の図案。 特筆すべきは可愛い2羽の小鳥(スズメ)が向き合って会話をしているような絵柄。 プレートの表面には部分的に貫入による染みが見られます。さほど強い染みではありませんが写真でご確認ください。ヒビ、割れ、クラック、欠けなどはなく良好な状態です。 BOCH Frères Belgium(1841年~2009年) ・Belgium 1920’s ・サイズ:縦13cmx横23.8cmx高さ3.2cm
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CREIL & MONTEREAU Societe Anonyme オーバル皿 kt3082
¥17,600
19世紀から20世紀初頭ごろのクレイユ&モントローのプレート。長尺が38cmほどの大きめのオーバル皿です。前回ご紹介したオーバル皿よりC&Mの次の世代に製造されたものになります。 本品はL.M.&Cie時代が終わった、Société Anonyme(1884-1920’s)の合同会社時代の作陶品です。 前回の続きになりますが、1841年から始まったルブフとミリエットによる共同経営は、1876年にルブフが亡くなり、その後クレイユ工場の元ディレクターであった、アンリ・フェリックス・バルリュエ(Henri Félix Barluet)に引き継がれました。その後のC&Mの作陶品には、B&Cie というブランドが刻印されるようになります。 1884年にバルリュエが亡くなると、会社は Faïenceries de Creil et Montereau の名で有限会社になります。その後、CREIL ET MONTEREAU と刻印されます。 1895年、クレイユ工場は火災により操業不能となり、1920年までモントロー工場のみで製造を続けていました。 本品は白色の地肌ですが前回のプレートよりは少し暖色系。しかしアイボリーほどではありません。表面に無数のカトラリースクラッチがあり、そこから貫入したであろう薄い染みが散見されます。ヒビ、割れ、欠などは見当たりません。 年代の割には状態は良好と思いますが、この古いカトラリースクラッチの痕を、100年以上前の古きよき時代の生活の記録と感じて頂ければ嬉しいです。 ・France 1884-1920’s ・サイズ:縦37.7cmx横25.7cmx高さ3.6cm
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Creil et Montereau L.M.&Cie オーバル皿 kt3081
¥19,800
19世紀半ばごろのクレイユ&モントローのオーバル皿です。 モントロー窯は1748年創業のパリの南にある古窯。 当時から繊細な絵付け技術に定評があり、当時のパリのブルジョアたちにも人気を博した窯でした。 一方クレイユ窯はパリの北に1797年に設立された古窯で、英国のウェッジウッドのボーンチャイナを範としていました。 本品は、Lebeuf Millet&Cie(1840-1875)の時代の作陶品です。 L.M.&Cie は、銀行家だった Louis Martin Lebeuf ルイ・マルティン・ルブフ (1792-1854)と、Jean Baptiste Gratien Milliet ジャン・バティスト・グラティアン・ミリエット(1797-1875)のこと。二人は1841年にクレイユ製陶工場の共同経営者となりました。 合併後、Faïenceries de Creil et Montereau として、1876年まで Lebeuf, Milliet & Cie(L.M.&Cie)の刻印が使用されていました。しかし1895年のクレイユ工場の火災により操業は停止され、その後、1920年までモントロー工場のみで製造を続けていました。 サイズは長尺が39cmほどある大皿で、クレイユ窯独特の薄青の白色をしています。年代の割には状態は良好ですが、縁部分2ヶ所2cmほど釉薬の剥がれがあります。釉薬の取れたところから少しの貫入(染み)が見られます。 内側のカトラリースクラッチも少ないです。長尺の一辺に恐らく製造時にできたと思われる撓みがあります。 本来無いものでしょうが、この撓みが150年以上もむかしの時代を思わせる、ひとつの道標のように思われます。古いカトラリースクラッチの痕と同じですね。 ・France 1840-1876’s ・サイズ:縦38.8cmx横26.8cmx高さ3.5-4.0cm
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Wedgwood サーモンピンクのハリエニシダの平皿B kt3040
¥6,820
SOLD OUT
Wedgwood Etruria Gorse 平皿B 裏面には、 “GORSE” WEDGWOOD ETRURIA ENGLAND と刻印されています。 “Gorse” は植物の「ハリエニシダ」の英名。 淡いピンク色のハリエニシダがお皿一面に描かれています。縁回りはスカラップデザインで、古いウェッジウッドらしい軽く薄手のクリームウェアアイボリーのプレートです。経年変化による貫入が100年前に製造されたアンティーク感を醸し出しています。 ハリエニシダはスコットランドの牧草地などによくみられ、4月~5月にかけて黄色の小さな花を咲かせます。もとは地中海沿岸や西ヨーロッパの原産。放牧動物の被食から逃れるため葉が後に針に変わるそうです。 本品に刻印されているエトルリア(ETRURIA)工房は1769年、ジョサイア・ウェッジウッドが39歳の時に、スタッフォードシャー州に開設した陶器工場で、彼はそこをエトルリアと名付けました。その後エトルリアは180年間、ウェッジウッドの本拠地として運営されていました。 「エトルリア」というのは紀元前8世紀頃からの、イタリア半島中部にあった都市国家の名前だったそうです。ジョサイアはその名前をそのままその町の名前にしたそうです。 ・England 1905-1920’s ・サイズ:直径24cmx高さ2cm
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Montereau オクトゴナル アイボリーLE LEU ディナープレート kt3069-B
¥29,700
フランスのモントロー窯、DELVAUX(デルヴォー) 監修による “LE LEU” の紋章の入ったアイボリーオクトゴナルの平皿です。 “DELVAUX Paris” は、1880年にパリのロワイヤル通りに開業した一流の美術ギャラリーで、1970年まで世界中の美術品を取り扱っていました。 他にもセーヴル、クレイユ、ショワジー、ジアンなどフランスを代表する陶磁器の窯元、バカラガラス工房、クリストフル銀器などや、またアルバート・ダムマウスやジャン・サラ、チャールズ・シュナイダーといったアールヌーヴォーやアールデコの芸術家の作品などありました。 DELVAUX Paris で取り扱われたアイテムには、裏面に必ずその証明としてお店のサインとアドレス “Delvaux 18 rue Royale Paris” が署名されました。 “LE LEU” は、人の名前で、パリ、イル・ド・フランス出身の家族の紋章のようで、17世紀前後(1696-1710)のルイ14世の武将のひとりとして登場しています。ピエール・ル・リューはルイ14世の下でワインの製造のオーナーとしても実在していました。 フランスの古いレストランの名前(現在実存していません)で、ピエールがワイン製造に携わっていたことから、その後家族によってパリで開いたレストランだったのではないかと思われます。ただ上記に関係するかどうかはわかりません。 本品の刻印は、恐らくデルヴォーがオーナーから制作依頼を受け、モントローに特注で作らせたものと思われます。 プレート上部に印された “LE LEU” の古めかしいフォントのデザインと色がとても気に入っています。 ものによって状態に違いがあります。欠け染み貫入などもございますが、ヒビやクラックなどはありません。詳細写真はオンラインショップにてご確認ください。 ・France 1920’s ・サイズ:直径25.5cm(max)x高さ2.3cm
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Montereau オクトゴナル アイボリーLE LEU ディナープレート kt3069-C
¥29,700
フランスのモントロー窯、DELVAUX(デルヴォー) 監修による “LE LEU” の紋章の入ったアイボリーオクトゴナルの平皿です。 “DELVAUX Paris” は、1880年にパリのロワイヤル通りに開業した一流の美術ギャラリーで、1970年まで世界中の美術品を取り扱っていました。 他にもセーヴル、クレイユ、ショワジー、ジアンなどフランスを代表する陶磁器の窯元、バカラガラス工房、クリストフル銀器などや、またアルバート・ダムマウスやジャン・サラ、チャールズ・シュナイダーといったアールヌーヴォーやアールデコの芸術家の作品などありました。 DELVAUX Paris で取り扱われたアイテムには、裏面に必ずその証明としてお店のサインとアドレス “Delvaux 18 rue Royale Paris” が署名されました。 “LE LEU” は、人の名前で、パリ、イル・ド・フランス出身の家族の紋章のようで、17世紀前後(1696-1710)のルイ14世の武将のひとりとして登場しています。ピエール・ル・リューはルイ14世の下でワインの製造のオーナーとしても実在していました。 フランスの古いレストランの名前(現在実存していません)で、ピエールがワイン製造に携わっていたことから、その後家族によってパリで開いたレストランだったのではないかと思われます。ただ上記に関係するかどうかはわかりません。 本品の刻印は、恐らくデルヴォーがオーナーから制作依頼を受け、モントローに特注で作らせたものと思われます。 プレート上部に印された “LE LEU” の古めかしいフォントのデザインと色がとても気に入っています。 ものによって状態に違いがあります。欠け染み貫入などもございますが、ヒビやクラックなどはありません。詳細写真はオンラインショップにてご確認ください。 ・France 1920’s ・サイズ:直径25.5cm(max)x高さ2.3cm
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Sarreguemines オクトゴナルアイボリー平皿 中 kt3072-1
¥19,800
パールドットで飾られたサルグミンヌのオクトゴナル。こちらはアイボリー色のものになります。 オクトゴナルのデザインはフランスでは1800年前後から作られ始め、その後は色んな古窯で制作されています。 この独特な八角形のフォルムは元は古い中国から伝わったもので、唐の時代には存在していました。 当初、ヨーロッパに中国陶磁器が伝わったのは15世紀頃のようです。ベネチア商人たちによって伝わりました。その後、17世紀の初め、東インド会社が設立されると多くの中国、および日本の陶磁器がヨーロッパにやってくるようになりました。オクトゴナルデザインもこの時代に伝わったものと思われます。 フランスに伝わったオクトゴナル陶器は、歳と共により洗練された美しいデザインに発展していきました。その完成された独自の美しいデザインは、19世紀から現代にいたるまで陶工職人たちによって引き継がれたもので、決して模倣ではないと思います。そしてその伝統は現代に残る貴重な遺産だと思います。 今回買付けたオクトゴナルは1900年前半に、ディゴワン&サルグミンヌで作陶されたものになります。 傷、染み、貫入、欠けなどもあります。詳細写真を掲載いたしましたのでそちらよりご確認ください。 ・France 1920-50’s ・サイズ 平皿(中):直径max24cmx高さ2.5cm
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Sarreguemines花リムアイボリー平皿A kt3068a
¥8,250
Sarreguemines 花リムアイボリー 平皿(ディナープレート) 直径25cmタイプ 花リムプレートはフランスを代表する最も美しいデザインのお皿。19世紀後半よりフランス各地の古窯が同様のデザインの陶器作品を作ってきました。その中でもサルグミンヌ窯は花リムの代表的な古窯と言えると思います。それは長年このデザインを作り続けている所以だと思います。 色といい、デザインといい、さり気ない古典的な装飾は色褪せることなく今も引き継がれています。 アイボリー色に柔らかな釉薬の艶感。素朴で温かみのある趣きは、むかしからどんな料理も引き立たててくれたことでしょう。 最近はなかなか状態の良い花リムプレートが入手困難になってきました。 本品はサルグミンヌ窯後期に制作されたものです。そのため染みや貫入、欠けも少なく全体的に良好な状態を保っています。詳細写真を掲載いたしましたのでそちらよりご確認ください。 ・France 1974’s~ ・サイズ : 直径25.1cm×高さ2.8cm
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Sarreguemines花リムアイボリー平皿C kt3068c
¥8,250
Sarreguemines 花リムアイボリー 平皿(ディナープレート) 直径25cmタイプ 花リムプレートはフランスを代表する最も美しいデザインのお皿。19世紀後半よりフランス各地の古窯が同様のデザインの陶器作品を作ってきました。その中でもサルグミンヌ窯は花リムの代表的な古窯と言えると思います。それは長年このデザインを作り続けている所以だと思います。 色といい、デザインといい、さり気ない古典的な装飾は色褪せることなく今も引き継がれています。 アイボリー色に柔らかな釉薬の艶感。素朴で温かみのある趣きは、むかしからどんな料理も引き立たててくれたことでしょう。 最近はなかなか状態の良い花リムプレートが入手困難になってきました。 本品はサルグミンヌ窯後期に制作されたものです。そのため染みや貫入、欠けも少なく全体的に良好な状態を保っています。個別の状態については、ONLINESHOP に詳細写真を掲載いたしましたのでそちらよりご確認ください。 ・France 1974’s~ ・サイズ : 直径25.1cm×高さ2.8cm
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Sarreguemines花リムアイボリー平皿D kt3068d
¥8,250
Sarreguemines 花リムアイボリー 平皿(ディナープレート) 直径25cmタイプ 花リムプレートはフランスを代表する最も美しいデザインのお皿。19世紀後半よりフランス各地の古窯が同様のデザインの陶器作品を作ってきました。その中でもサルグミンヌ窯は花リムの代表的な古窯と言えると思います。それは長年このデザインを作り続けている所以だと思います。 色といい、デザインといい、さり気ない古典的な装飾は色褪せることなく今も引き継がれています。 アイボリー色に柔らかな釉薬の艶感。素朴で温かみのある趣きは、むかしからどんな料理も引き立たててくれたことでしょう。 最近はなかなか状態の良い花リムプレートが入手困難になってきました。 本品はサルグミンヌ窯後期に制作されたものです。そのため染みや貫入、欠けも少なく全体的に良好な状態を保っています。詳細写真を掲載いたしましたのでそちらよりご確認ください。 ・France 1974’s~ ・サイズ : 直径25.1cm×高さ2.8cm
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Sarreguemines サキソニー柄ディナープレートB kt2988b
¥8,250
サキソニー柄のディナー用平皿 サキソニー柄と言えば、デンマークのロイヤルコペンハーゲンの『ブルーフルーテッドシリーズ』が有名ですが、これは元々ロイヤルコペンハーゲンが、1775年創業当初より採用し続けている最も古いパターンのひとつだからです。 ヨーロッパではこのデザインのことをよく COPENHAGUE(コペンハーグ)と呼びます。デザイン自体は古い中国から伝来したものと云われています。それ以来、今日まで多くのヨーロッパの陶器メーカーがこの美しいデザインを採用しています。 本品はフランスの古窯、サルグミンヌ窯のもので、刻印)から19世紀後期の作陶と思われます。 サキソニーはSaxony(Sax)、ドイツのザクセン地方の地名で、昔その地で染められた染料の青をサックスブルー(サクソンの青)といったのが語源だそうです。 フルーテッドは「縦縞の貝殻」とか「花麦藁」を意味します。 このシリーズで特筆すべきは、リブ状のフルーテッドの美しさです。手指が滑らないための工夫とも言われています。100年以上むかしの青色、ノスタルジックなデザインも素敵ですね。 染みや貫入もなく状態はどれも良好です。表面に僅かなカトラリースクラッチがありますが、殆ど気にならないと思います。 ・France 1845-1900’s ・サイズ:直径24.2cmx高さ2.7cm
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St.Amand ルイ16世 ディナープレート 大皿 kt2990
¥8,800
最後の写真は、ディナープレートととの比較のために撮りました。左が大皿になります。
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山査子とリボンの平皿 Sarreguemines kt2977d
¥7,480
山査子の花とリボンの装飾、Utzschneider&Cie(U&C) Sarreguemines の時代、1900年前後の作陶。 terre de fer に薄めのブルーの転写プレートで、縁まわりはスカラップ状になっています。個体によって経年変化による僅かな染みや貫入が所々に見られますが、ヒビやクラックなどは無く大変良好な状態です。詳細は各ABCDのお写真でご確認ください。 直径21cmくらいの大きさです。デザートやディナー用の両方で使えそうなサイズ感もいいですね。料理を盛り付ける以外にケーキやスイーツ、フルーツ用にもいかがでしょうか。 Crataegus L’epine サンザシ科の棘。 サンザシ(山査子)の原産は元々は中国ですが、その後アジアからヨーロッパ、アメリカなどの北半球に分布しています。春には新緑とともに五つの花弁を持つ白い花を咲かせます。ヨーロッパではハーブ種に分類され、古くから薬草として使用されていました。 ・France 1900年前後 ・サイズ:直径21.5cmx高さ2.3cm
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山査子とリボンの平皿 Sarreguemines kt2977c
¥7,480
山査子の花とリボンの装飾、Utzschneider&Cie(U&C) Sarreguemines の時代、1900年前後の作陶。 terre de fer に薄めのブルーの転写プレートで、縁まわりはスカラップ状になっています。個体によって経年変化による僅かな染みや貫入が所々に見られますが、ヒビやクラックなどは無く大変良好な状態です。詳細は各ABCDのお写真でご確認ください。 直径21cmくらいの大きさです。デザートやディナー用の両方で使えそうなサイズ感もいいですね。料理を盛り付ける以外にケーキやスイーツ、フルーツ用にもいかがでしょうか。 Crataegus L’epine サンザシ科の棘。 サンザシ(山査子)の原産は元々は中国ですが、その後アジアからヨーロッパ、アメリカなどの北半球に分布しています。春には新緑とともに五つの花弁を持つ白い花を咲かせます。ヨーロッパではハーブ種に分類され、古くから薬草として使用されていました。 ・France 1900年前後 ・サイズ:直径21.5cmx高さ2.3cm
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山査子とリボンの平皿 Sarreguemines kt2977b
¥7,480
山査子の花とリボンの装飾、Utzschneider&Cie(U&C) Sarreguemines の時代、1900年前後の作陶。 terre de fer に薄めのブルーの転写プレートで、縁まわりはスカラップ状になっています。個体によって経年変化による僅かな染みや貫入が所々に見られますが、ヒビやクラックなどは無く大変良好な状態です。詳細は各ABCDのお写真でご確認ください。 直径21cmくらいの大きさです。デザートやディナー用の両方で使えそうなサイズ感もいいですね。料理を盛り付ける以外にケーキやスイーツ、フルーツ用にもいかがでしょうか。 Crataegus L’epine サンザシ科の棘。 サンザシ(山査子)の原産は元々は中国ですが、その後アジアからヨーロッパ、アメリカなどの北半球に分布しています。春には新緑とともに五つの花弁を持つ白い花を咲かせます。ヨーロッパではハーブ種に分類され、古くから薬草として使用されていました。 ・France 1900年前後 ・サイズ:直径21.5cmx高さ2.3cm
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山査子とリボンの平皿 Sarreguemines kt2977a
¥7,480
山査子の花とリボンの装飾、Utzschneider&Cie(U&C) Sarreguemines の時代、1900年前後の作陶。 terre de fer に薄めのブルーの転写プレートで、縁まわりはスカラップ状になっています。個体によって経年変化による僅かな染みや貫入が所々に見られますが、ヒビやクラックなどは無く大変良好な状態です。詳細は各ABCDのお写真でご確認ください。 直径21cmくらいの大きさです。デザートやディナー用の両方で使えそうなサイズ感もいいですね。料理を盛り付ける以外にケーキやスイーツ、フルーツ用にもいかがでしょうか。 Crataegus L’epine サンザシ科の棘。 サンザシ(山査子)の原産は元々は中国ですが、その後アジアからヨーロッパ、アメリカなどの北半球に分布しています。春には新緑とともに五つの花弁を持つ白い花を咲かせます。ヨーロッパではハーブ種に分類され、古くから薬草として使用されていました。 ・France 1900年前後 ・サイズ:直径21.5cmx高さ2.3cm
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白磁のシェル型ラヴィエ A kt2952a
¥8,690
フランスのシェル型ラヴィエです。全長約23cmくらいあります。 端部の扇のかなめ部分には鳥が翼を広げたようなのような絵柄のレリーフが飾られています。 表面はブライト釉で光沢があり、程よい厚みと白磁の硬質な感じあります。 状態はほぼ良好ですが、裏の高台部分の欠けが数か所ございます。詳細は写真にてご確認ください。 底部の刻印はありませんが、Porcelaine de Paris という18世紀後期から20世紀初期にパリ近郊で作られたフランス製の陶器具の総称をそう呼びます。 ラヴィエは元々前菜用のお皿ですが、お料理、ケーキ、お菓子などを盛り付けたり。食べ物でなくても小物や雑貨を入れたり飾ったり、白のシェル型ラヴィエ多様にいろんな場面で活躍する人気者です。 今回シェル型ラヴィエは4点ございますが、A,Bは少し堀の深いタイプ、C,Dはスタンダードなタイプです。価格もA,BとC,Dで異なります。 ・France 1900’s前後 ・縦23cmx横12cmx高さ4.5cm
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Creil Entree du lycee Bonaparte グリサイユ kt2928
¥15,400
表面に書かれた Entree du lycee Bonaparte(ボナパルト高校のエントランス)は1808年、パリに設立された学校で、9区のアーヴル通り(オペラ座近く)にあります。パリで最も古い高校の1つであり、最も権威のある高校の1つでもあります。 現在はリセコンドルセ(Lycee Condorcet)と呼ばれ、1805年〜1870年までリセ・ボナパルトの名を冠していました。 建築名の下の Ci Devant Cloitre des Capucins(旧カプチン修道院)は、かつてカプチン修道院の回廊だったことが記されています。 原画は1808年にジャニネ・ジャン・フランソワによって描かれた『リセ・ボナパルト Rue Ste. Croix Chaussee d’Antin)のエントランス』 縁回りには権力の象徴である獅子とケンタウロスが交互に描かれています。 グリサイユは全体的に薄めです。 裏面には CREIL の刻印があり、CREIL の作陶であることがわかりますが「C」がほぼ消えています。 クレイユ工場は 1797年の創業、1895年まで操業しました。本品は Stone Coquerel & Legros d’Anizyの時代で、制作年は1808年〜1818年の間。Legros d’Anizy (1772-1848) はフランスの画家で、自分の作品を陶器やトランスファーウェアに取り入れていました。 その後1749年にサン・ニコラ地区の東にモントロー陶器工場が設立され、1840年クレイユとモンテローの陶器工場は合併、Creil et Montereau と刻印されました。 ・France 1808-1818’s ・サイズ:直径24.5cmx高さ2.3cm
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Jules Vieillard Story plate kt2757
¥27,500
Jules Vieillard&Cie Bordeaux(ジュール・ヴィエイラード・ボルドー)社は、ボルドー地方のバカラン(Bacalan)で、1800年初頭言われる5年までの僅か100年ほど実在したフランスの古窯。 “Story plate” や ”Talking Plate” 言われるフランスの伝統的なもので、題材は当時の日常生活であったり、小説から引用された場面、ユーモア、イベント、場所(建築物)、または歴史上の有名人とその業績を示すものだったりします。 本品は、 “On dance” といって、絵柄は “LA MONACO”(ラ・モナコ)と呼ばれる1760年代のダンススタイルを表現しています。中心の絵はグリサイユ(黒)で描かれ、周りの8組の踊る男女は少しパロディ化された表現になっています。とても古いチャーミングなお皿です。 “AUX PORCHERONS” というのは、フォーブールモンマルトルとサンラザールの通りの交差点近くのエリアで、キャバレーや大衆食堂などが立ち並ぶ、パリの下町の古い地区のこと。 非常に古い絵皿です。表面には染みや貫入がありますが、割れ、欠け、ヒビなどはありません。 ・France 1829-1895 ・サイズ:直径20.3cm×高さ2.2cm