


東京吉祥寺にて店長と店員のふたりで運営している小さな店です。
むかしから旅好きで、会社勤めの頃から仕事の休みが取れるとどこかを旅していました。
そんな中で出会う古いものに魅せられ2013年にアンティーク、ブロカントショップを開きました。
古いものが生まれ育んできた時代背景や風土を調べていくと、その物の存在価値や理由が見えてきたりします。そんなことを知るのがとても好きです。
何か気になるものがありましたら遠慮なくお声がけください。
information
2024年4月よりオンラインショップリニューアルいたしました。皆様のご利用お待ち申し上げます。
表示金額はすべて税込価格です。
いぶし銀のピュータートレイ C ot1926c
¥9,680
いぶし銀のピュータートレイです。年代は不明ですがかなり古いものです。 縁はスカラップエッジになっています。裏面には二対の天使の刻印と "A I M" の文字が刻まれています。また微かに、"ENGLISCH" の文字が読み取れます。 本来であればその刻印から色んな事がわかるはずなのですが、まだまだ勉強不足でわかりません。 本品は背面に壁掛け用の真鍮の金物が付いています。この金具は壁飾り用ということではなく、使用後に壁に掛けておいたという感じだと思います。なので食卓で普通に使われていたプレートだと思います。 こちらは刻印よりイギリス製とわかりますが、フランスで使われていました。 トレイの直径が25cmほどのミドルサイズになります。 本品は表面には程ほどの傷があります。光沢もキレイです。まさにいぶし銀の艶感です。 ピュータープレート最後の在庫ですので、12,100円を20%オフに致しました。 ・ENGLAND 年代不明 ・サイズ:直径約25.5cmx高さ2.1cm
J.B. CAPPELLEMANS ”Fountain(噴水)” 青い小皿 kt3110
¥6,050
J.B. CAPPELLEMANS AÎNÉ W.SMITH & CIE BRUXELLES ”FOUNTAIN” 裏面には JB Cappellemans Aine、W Smith & Cie Bruxelles と刻印があります。この刻印は1847年から1870年のもので、この頃インドは英国の植民地としてイギリス領インド帝国と呼ばれた時代でした。 おそらくインドのさまざまな風景が描かれたシリーズで、絵柄に必ず柳の木があり「ウィローシリーズ」と呼ばれることもあります。 Fountain(噴水)は William Smith & Co社の馴染みの深いの図案のひとつです。生い茂る木々と咲き誇る花々の庭園、中心にヴィクトリアンスタイルの噴水とジャグを頭に乗せた女性、杖を持った男性の姿が描かれており、栄華を示す英国の繁栄を想わせる図案となっています。 ジュマップ製陶工場は、1837年ベルギーの南、フランス国境に近いワロン地方ジュマップに設立されました。その後1847年に工場は実業家ジャン・バティスト・カペルマンス(Jean-Baptiste Cappellemans)によって買い取られ、カペルマンス製陶工場となります。 新会社には英国の陶器メーカー、ウィリアム・スミスが莫大な資本を提供しました。工場は当初はジュマップに所在していましたが、後にブリュッセル郊外のハレに移転します。カペルマンス製陶工場は僅か57年間の操業で1894年に閉鎖されました。当時勢いのあったラ・ルヴィエールとの競争に敗れたためと言われています。 かなり古い陶器なので染みや貫入があります。側面には3ヶ所のクラックが入っています。完全に割れてしまう可能性は無いと思います。 ・1847-1870’s Belgium ・サイズ:直径14.2cm×高さ3.2cm
銅板プレートの付いたオランダ製タオルハンガー kt1974
¥6,500
オランダの銅板プレートの付いたタオルハンガー 様々な種類のタオルを仕分けして掛けられるように作られています。 銅板のプレートにはそれぞれに使用目的が記されています。なんだかオランダらしい。。。 オランダ語で、 “TELJOORDOEK” はお皿用クロス “GLASDOEK” はグラス用クロス “MESDOEK” はナイフ用クロス “HANDDOEK” は手拭き用クロス という意味でした。 恐らく元は掛金物は4つ付いていて、前の使用者が後から3つ付け加えたのだと思います。 鍵掛けにでもしていたのでしょうか。。 銅板は磨けばもっときれいになると思いますが、あまり綺麗にするとアンティーク感を損なうので程ほどにしています。銅板には少し緑青が見られます。 木板の裏面に壁掛け用の金物が2つ付いています。一方はかなり錆びついていますがぎりぎり使用可能です。板の反りはほぼ無しです。 年代は不明ですが、1900年代前半位だと思われます。使用感たっぷりのタオル(あるいは鍵)掛けはこれまでオランダのどこかの町で長く愛用されていたものだと思います。 ・オランダ 年代不明 ・サイズ:縦6.7cmx横26.7cmx板の厚み1.1cm
Le Clairefontaine Lavaliere ラヴィエ France kt3126
¥8,500
Faiencerie de Clairefontaine La Vallière ラヴィエ フランスのテーブルウェアのサービス名には、中世の婦人の名前から取ったものがよく見られます。本品もそのひとつで、サービス名のフランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエール(Françoise Louise de La Vallière)は、パリの東に位置するヴォージュール市の公爵夫人(1644-1710)で、フランスの貴族であり1661年から1667年までフランス王ルイ14世に非常に長く大切にされた愛人でした。彼女は宮廷内の知的存在でもあり、芸術、文学、哲学にも博識であったといわれています。 本品は、17世紀中頃〜18世紀初期のルイ14世様式で、フランスにおけるルイ14世が統治した時代の装飾様式をモチーフとした絵柄と思われます。白磁に淡いブルーの縁柄には、優しい曲線を用いた花や草木が美しく描かれています。表面には貫入による染みが見られますが、ヒビ、欠け、クラックなどはありません。 ブルゴーニュ地方のフランシュ・コンテのクレールフォンテーヌ修道院は、1131年から1791年まで存在したシトー会の修道院。1791年のフランス革命時に建物は国有財産として売却され、地元の商人の手に渡りました。その後1804年に陶器工場に置き換えられ、1932年までクレールフォンテーヌ製陶工場(Faiencerie de Clairefontaine)として運営されていました。 バックプリントの “Terre de Fer” は商業的な名称で、土器と磁器の中間にある上質な陶器を指すもので、陶器にミネラル化合物である長石とカオリンを混ぜて、より白く耐性のあるものにしました。 鉄粘土は1770年頃にフランスに登場し、産業革命後に本格的に広まり、1900年頃に最盛期を迎えました。 いかりのマークの左右に頭字語 “L.G.” が刻まれている刻印は、クレアフォンテーヌ製陶工場を管理していたのがレオン・グレイヴスであるためで、1894年から1913年の間に製造されたものになります。 1914年から1918年にかけての第一次世界大戦によって工場は大きな損害を受け、1930年代の経済危機により1932年に会社は閉鎖されました。 <歴代のマネージャーによってバックプリントの頭文字が変わります> 1804-1833年 JFE ジャン・フランソワ・エストレンヌ(Jean-François Estienne) 1833-1860年 JBR ジャン・バティスト・リガル(Jean-Baptiste Rigal) 1860-1885年 RS エミール・リガルとジュール・サネジュアン(Rigal / Sanejouand) 1885-1893年 RG ジュール・サネジュアン、レオン・グラブス(Sanejouand / Graves) 1894-1913年 LG レオン・グラブス(Léon-Graves) ・France 1894-1913’s ・サイズ:縦12.4cmx横23.2cmx高さ3cm
ガラス製ソルト&ペッパーシェイカー French vintage kt3095-1
¥5,170
SOLD OUT
フランスのヴィンテージガラス製ソルト&ペッパーシェーカーです。 厚手のガラスはとても重厚感があり、彫刻のようにっ深く彫り込まれたカットガラスがとても美しいです。ガラス本体は末広がりな形状で安定感があります。底面にも花形の模様が彫り込まれた凝った作りになっています。 サイズは、高さが15cmほどあり、キッチン用ではなくダイニング用の大きめなサイズになります。 上部は真鍮にクロムメッキ加工が施されたスクリューキャップが付いています。 食事の際にダイニングテーブルでお使い頂けるちょっとリッチ感のある一品です。 ・France Vintage ・サイズ:底径7.7cmx高さ15.2cm
Salins ラヴィエ ケルトモデル kt3130
¥8,200
本品のバックプリントに記されているサービス名の “CELTIC” とはケルトのことで、古代ローマでは単に「未知の人」を意味するそうです。一般的にはケルト人は、アイルランド、スコットランド、ウェールズ人のことと言いますが、正式には民族を表す言葉ではないんだそうです。 そのため Wikipedia によると歴史学などでは、「ケルト人 (Celts) 」という言葉は使わず、先住の人々のことを「ケルト系 (Celtic) 」という言葉を便宜的に使っている。ケルト人は移動を続け定住せず、文化的にも様々で、そのためキリスト教進出以前にヨーロッパにいて、ゲルマン人のようにキリスト教に帰依しなかった民族の総称として表現をされることもあるそうです。非常に複雑。 ケルトの伝統的なデザイン(ケルトノット)は、さまざまな結び目と装飾の様式化されたグラフィカルで連続したデザインのことをいいます。 スパイラル、ステップパターン、キーパターンは、西暦450年頃に始まったケルト人に対するキリスト教の影響以前のケルト美術の主要なモチーフで、これらのデザインは動物、植物などの描写が取り入れられました。 本品は縁柄にロカイユ模様が取り入れられた古典的なデザイン。貝殻に抽象的な花の絵柄をモチーフとしています。グリーン色には少しブルーが入った色彩がとても優しい色合いです。表面には貫入の痕がありますが、ヒビ、欠け、クラックなどはありません。 Faïence de Salins もともとスイスに近いロレーヌ地方のサラン・レ・バンは、古代より塩の採掘が行こなわれており、1856年に岩塩鉱の採掘工場が作られて以来、本格的な塩の生産が始まりました。 サラン製陶工場(Faïence de Salins)は1857年に設立されました。その後まもなく工場は高級陶器を専門とした製陶工場になります。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、サリンズ陶器工場は多くの国産陶磁器を製造しました。その後1912年にサラン窯はロンシャン製陶工場に統合されます。1968年までサラン窯の運営を行いました。その後サルグミンヌに吸収され1998年にすべての生産が終了しました。 ・France 1910’s ・サイズ:縦13.4cmx横23.7cmx高さ3cm
エッチングワイングラス France kt3120
¥5,200
線刻(エッチング技法)で装飾された、螺旋と小さな花が刻まれたワイングラス。 エッチングは表面に浅いキズを付けて幾何学模様などを装飾する技法で、一般的には版画とも言われます。 こまかな線描で描かれた16個の小花がとてもチャーミングに浮かんでいます。 ボウル部分の内側は八角形に面取りされていて上から眺めると花弁のような凝ったデザインになっています。 ステムの部分はガラスの涙を上下逆にしたような感じで、美しい透明感としっかりした安定感があります。 1900年代前期頃のフランス製のグラスです。状態はどれも良好で傷などもありません。 ・France 1900’s前期 ・サイズ:口径5.5cmx高さ12.3cm(プレート直径6.5cm)
ピューター製メジャーカップ ot1962
¥2,530
SOLD OUT
ピューター製のメジャーカップ 本品は、ハンドル部分に "1/2 DECILITER" と表示されています。1dL=100ml ですので50ml ということになります。むかしアルコールなどの分量を量るのに使われていました。 ピューターや真鍮は磨くととてもきれいになります。でもその分アンティーク感が損なわれたりしますので、今のままの方が良いこともあります。当店は現状維持しています。 リビング、ダイニング、玄関のカウンターや書斎のデスクのディスプレイなどちょっとした飾り物に、またピューターのメジャーカップは重みがありますので花器として少しのお花を生けて頂くのもいいですね。 ・フランスかオランダ 1900's 前期 ・サイズ:口径4cmx高さ8cm
Sarreguemines ラヴィエ カルメン kt3119
¥17,600
SOLD OUT
Sarreguemines Carmen のラヴィエ(トンボ) 『カルメン』(Carmen)は、ジョルジュ・ビゼーが作曲したフランス語のオペラで有名です。1875年にパリのオペラ=コミック座で初演されました。 カルメンの原作は19世紀のフランスの作家プロスペル・メリメが、1845年に発表した中編小説のヒロインの名前でした。スペインが舞台のお話ですが、カルメンはジプシーの女(ボヘミア人)だったそうで、スペイン風というよりボヘミアン風?な感じで描かれているのでしょうか。サルグミンヌの作陶品としては少し異質な感じがします。 U&C 時代の Sarreguemines 窯で1900年頃の作陶と思われます。Carmen のシリーズには単色で作られたものと多色の物があります。本品は多色の方。また絵柄も様々で蜂、蝶、トンボ、そして花や樹木が描かれています。本品はトンボです。 植物の特徴をより写実的に描いて細部までとても精密に描かれています。植物や昆虫の造形の美しさが多色をもってより生き生きと描かれています。 色合いも茶系色をベースに経年変化による貫入で美しいアイボリーに変化しています。縁部分に1ヶ所欠けがあります。染みなどもありますので詳細は写真でご確認ください。 ・France 1900’s ・サイズ:縦13.7cmx横24.5cmx高さ3.4cm
CREIL ET MONTERAU Marie-Louise ラヴィエ kt3118
¥12,000
Creil et Montereau Marie-Louise ラヴィエ クレイユ&モントローのマリー・ルイーズの名の付いたシリーズです。 マリー・ルイーズ(Marie Louise)は皇帝ナポレオン1世の2番目の妻であり、1810年の即位から1814年の退位までフランスとイタリアの皇后でした。彼女はかのマリー・アントワネットのお気に入りの妹でもありました。1814年から1847年に亡くなるまでイタリアのパルマ公国の公爵夫人でした。 そんな彼女の名前の付いたサービスは、ナポレオンの時代を彷彿させる繊細なアカンサスの文様に縁どられ、色は白磁にシックなグリーンで飾られています。落ち着いた品格のある一品です。 刻印よクレイユ&モントローのラブラドールシリーズで、1900年前後の製造品と思われます。状態は表裏ともに貫入による染みがあります。ヒビ、割れ、欠けなどはありません。 ・France 1894 - 1920 ・サイズ:縦14cmx横24.3cmx高さ3.5cm
ORPHANS 小さなソーサー BOCH Freres Belgium kt3109
¥4,950
2人の ORPHANS が描かれた小さなグリサイユプレート 19世紀前後のBOCH製トランスファープレートです。Orphans は「孤児」という意味で、当時はよく絵皿のモチーフに取り入れられていました。 教会の前の花畑に立つ中世の若い男の子と女の子を描いた可愛らしい絵柄。たくさんの花輪とレース模様に囲まれ、牧歌的な村の教会の風景が描かれています。非常に綿密な転写の技術によって仕上げられた一品です。 グリサイユは白黒で焼かれた陶器のことで、このシリーズにはブルーのものもあります。元は恐らくティーカップ(あるいはボウル)が付いていましたが、本品はソーサのみです。装飾用小皿として飾って頂ければと思います。 割れ、欠け、ヒビなどは無く、状態はいいですが、内側中程にほんの僅かな窪みがあります。焼かれた時にすでにあったものと思われます。 ・Beigium 1880-1920’s ・サイズ:直径14cmx高さ2.9cm
Longchamp のオクトゴナルコーヒーカップ&ソーサーB kt3080B
¥12,100
SOLD OUT
Longchamp の白のオクトゴナルカップアンドソーサーのセット このカップアンドソーサーを見た時の第一印象はあのアスティエでした。 黒い土に白い釉薬をかけて作られたアスティエ・ド・ヴィラッド ASTIER de VILLATTE のような素敵なカップアンドソーサーのセットです。ロンシャン窯で作られたもです。丸みを帯びた八角形のカップの中腹とソーサーの縁に、小さな立体的なドットを施したデザイン。 少し厚めにかけられた釉薬の垂れや僅かな貫入による染みがありますが、1960-70年代当時の美しい白が保たれています。 LONGCHAMP(ロンシャン) はフランス東部、ブルゴーニュ地方のディジョンの東にある小さな村で、陶芸家とブルゴーニュ公国の保護のもと、15~16世紀頃から陶器の製造が行われていました。当時はフランス王国に対するブルゴーニュ公国の覇権を示すための憲章タイルなどを製造していたそうです。 ロンシャン窯は、1832年にクロード・ファル・マティロンによって Manufacture de LONGCHAMP が設立。その後1867年、ロベール・シャルボニエによって Faïenceries et tuileries de Longchamp が設立されます。 1964年当時、従業員数は230名、年間400万個を生産し、主にデパート(サマリテーヌ、ギャラリーラファイエット、ボン・マルシェなど)で販売されていました。1990年にビレロイ&ボッホに買収され、2009年にその幕を閉じました。 ・France 1960-1970’s ・サイズ カップ:口径5.7cmx高さ7cm、ソーサー:直径13cm、
Longchamp のオクトゴナルコーヒーカップ&ソーサーA kt3080A
¥12,100
SOLD OUT
Longchamp の白のオクトゴナルカップアンドソーサーのセット このカップアンドソーサーを見た時の第一印象はあのアスティエでした。 黒い土に白い釉薬をかけて作られたアスティエ・ド・ヴィラッド ASTIER de VILLATTE のような素敵なカップアンドソーサーのセットです。ロンシャン窯で作られたもです。丸みを帯びた八角形のカップの中腹とソーサーの縁に、小さな立体的なドットを施したデザイン。 少し厚めにかけられた釉薬の垂れや僅かな貫入による染みがありますが、1960-70年代当時の美しい白が保たれています。 LONGCHAMP(ロンシャン) はフランス東部、ブルゴーニュ地方のディジョンの東にある小さな村で、陶芸家とブルゴーニュ公国の保護のもと、15~16世紀頃から陶器の製造が行われていました。当時はフランス王国に対するブルゴーニュ公国の覇権を示すための憲章タイルなどを製造していたそうです。 ロンシャン窯は、1832年にクロード・ファル・マティロンによって Manufacture de LONGCHAMP が設立。その後1867年、ロベール・シャルボニエによって Faïenceries et tuileries de Longchamp が設立されます。 1964年当時、従業員数は230名、年間400万個を生産し、主にデパート(サマリテーヌ、ギャラリーラファイエット、ボン・マルシェなど)で販売されていました。1990年にビレロイ&ボッホに買収され、2009年にその幕を閉じました。 ・France 1960-1970’s ・サイズ カップ:口径5.7cmx高さ7cm、ソーサー:直径13cm、
フランスの木製バターモールド kt3085
¥22,000
Antique French wood butter mold mould 牧場で放牧されている牛の姿が彫られた古い手彫りの木製バターモールドです。フランス北部の古い農場で1920年代頃に使われていたもの。採れた乳牛からバターを作って、その塊を成形するために使用されていました。 プレートと型枠は分離します。恐らく色々な絵柄のプレートあったのでしょう。金物を外してその時々によって絵柄を変えていたのでしょうね。 期の素材はわかりませんが、非常に硬い木で堅牢にしっかり作られています。プレートの厚みは約1cmあります。使われている無骨な金物もたまらなく心を惹きつけます。 ・France 1920’sくらい ・サイズ:縦20cmx横11.5cmx高さx5cm
スズメのラヴィエ Belgium kt3107
¥12,000
BFK Boch Frères REGENT リージェントコレクションのラヴィエ このシリーズは古くは19世紀よりBFK工場で製造されていたようです。本品は1920年頃の作陶です。 小規模で曲線を多用する繊細で優美、官能的な装飾が特徴のロココ様式の図案。 特筆すべきは可愛い2羽の小鳥(スズメ)が向き合って会話をしているような絵柄。 プレートの表面には部分的に貫入による染みが見られます。さほど強い染みではありませんが写真でご確認ください。ヒビ、割れ、クラック、欠けなどはなく良好な状態です。 BOCH Frères Belgium(1841年~2009年) ・Belgium 1920’s ・サイズ:縦13cmx横23.8cmx高さ3.2cm
BOCH Copehague 深皿(スープ皿)C kt3108-3
¥5,280
SOLD OUT
ベルギーの古窯 BOCH Freres の Servise Copenhague シリーズの深皿 サキソニー柄と言えば、北欧デンマークの ROYAL COPENHAGEN を思い浮かべます。しかしこのデザインは元は古い中国からヨーロッパに伝わったものと言われています。 ブルーフルーテッドシリーズは、ロイヤルコペンハーゲンが18世紀の創業当初より採用しているデザインパターンです。そのためヨーロッパではこのデザインを「コペンハーグ」と呼ぶこともあります。 今日まで多くのヨーロッパの陶器メーカーがこの美しいデザインを採用しています。 現代においてもサキソニー柄は美しさと品格があり、多くのひとから愛されています。 今回の深皿は直径24cmくらいで、ベルギーのBOCHの物ですが、それぞれ刻印と作られた年代が違います。状態はどれも良好で染み、ヒビ、貫入などはありません。 ・Belgium 1960’s ・サイズ:直径24cmx高さ4cm
BOCH Keramis 陶器製バターケース kt3086
¥17,600
SOLD OUT
ベルギーの古窯 BOCH Freres の Servise Copenhague シリーズの素敵なバターケース。 これまでブルーフルーテッドのプレートやC&Sは何度も買い付けましたが、今回のようなピンク色の物は初めて見ました。年代はそれほど古くありませんが、その分状態も良好で、何よりとても可愛らしいくチャーミングな一品です。 サキソニー柄と言えば、北欧デンマークの ROYAL COPENHAGEN のブルーフルーテッドシリーズが有名ですね。これは元々ロイヤルコペンハーゲンが創業当初(1775年)より使い続けている一番最初のデザインパターンだからです。 フルーテッド(fluted)は縦じまとか溝付きという意味、また「縦縞の貝殻」とか「花麦藁」という意味があります。また『サキソニー』の言葉の起源は、Saxony(Sax)、ドイツ、ザクセン地方の地名で、昔その地で染められた青色の染料のことをサックスブルー(サクソンの青)といったのが語源だそうです。 またこの絵柄のデザインは元は古い中国からヨーロッパに伝わったものと言われています。以来今日まで多くの陶器メーカーがこのデザインを用いた陶器を作り続けています。サキソニー柄は美しさと品格があり、日本でも陶器の定番デザインとして今でも大変人気があります。 ・Belgium 1978-1982’s ・サイズ:ソーサー:直径18cmx高さ4.5cm、上部ふた:直径11.9cmx高さ7.5cm
CREIL & MONTEREAU Societe Anonyme オーバル皿 kt3082
¥17,600
19世紀から20世紀初頭ごろのクレイユ&モントローのプレート。長尺が38cmほどの大きめのオーバル皿です。前回ご紹介したオーバル皿よりC&Mの次の世代に製造されたものになります。 本品はL.M.&Cie時代が終わった、Société Anonyme(1884-1920’s)の合同会社時代の作陶品です。 前回の続きになりますが、1841年から始まったルブフとミリエットによる共同経営は、1876年にルブフが亡くなり、その後クレイユ工場の元ディレクターであった、アンリ・フェリックス・バルリュエ(Henri Félix Barluet)に引き継がれました。その後のC&Mの作陶品には、B&Cie というブランドが刻印されるようになります。 1884年にバルリュエが亡くなると、会社は Faïenceries de Creil et Montereau の名で有限会社になります。その後、CREIL ET MONTEREAU と刻印されます。 1895年、クレイユ工場は火災により操業不能となり、1920年までモントロー工場のみで製造を続けていました。 本品は白色の地肌ですが前回のプレートよりは少し暖色系。しかしアイボリーほどではありません。表面に無数のカトラリースクラッチがあり、そこから貫入したであろう薄い染みが散見されます。ヒビ、割れ、欠などは見当たりません。 年代の割には状態は良好と思いますが、この古いカトラリースクラッチの痕を、100年以上前の古きよき時代の生活の記録と感じて頂ければ嬉しいです。 ・France 1884-1920’s ・サイズ:縦37.7cmx横25.7cmx高さ3.6cm
Creil et Montereau L.M.&Cie オーバル皿 kt3081
¥19,800
19世紀半ばごろのクレイユ&モントローのオーバル皿です。 モントロー窯は1748年創業のパリの南にある古窯。 当時から繊細な絵付け技術に定評があり、当時のパリのブルジョアたちにも人気を博した窯でした。 一方クレイユ窯はパリの北に1797年に設立された古窯で、英国のウェッジウッドのボーンチャイナを範としていました。 本品は、Lebeuf Millet&Cie(1840-1875)の時代の作陶品です。 L.M.&Cie は、銀行家だった Louis Martin Lebeuf ルイ・マルティン・ルブフ (1792-1854)と、Jean Baptiste Gratien Milliet ジャン・バティスト・グラティアン・ミリエット(1797-1875)のこと。二人は1841年にクレイユ製陶工場の共同経営者となりました。 合併後、Faïenceries de Creil et Montereau として、1876年まで Lebeuf, Milliet & Cie(L.M.&Cie)の刻印が使用されていました。しかし1895年のクレイユ工場の火災により操業は停止され、その後、1920年までモントロー工場のみで製造を続けていました。 サイズは長尺が39cmほどある大皿で、クレイユ窯独特の薄青の白色をしています。年代の割には状態は良好ですが、縁部分2ヶ所2cmほど釉薬の剥がれがあります。釉薬の取れたところから少しの貫入(染み)が見られます。 内側のカトラリースクラッチも少ないです。長尺の一辺に恐らく製造時にできたと思われる撓みがあります。 本来無いものでしょうが、この撓みが150年以上もむかしの時代を思わせる、ひとつの道標のように思われます。古いカトラリースクラッチの痕と同じですね。 ・France 1840-1876’s ・サイズ:縦38.8cmx横26.8cmx高さ3.5-4.0cm
Digoin&Sarreguemines cafe cup エンボスとオレンジのライン kt3075-A
¥4,620
少し厚手の陶器カップです。特に底面が厚く、通常のコーヒーカップとビストロカップの中間くらい。ハンドルはブリュロの典型的なデザインが使われています。 カップの表面には風に靡くカーテンのような美しいエンボス模様が施されています。少しセピアなオレンジラインのアクセントも素敵です。 その昔、パリの街角のカフェで使われていたようなカフェカップ。ソーサーはありません。 気さくな友人とのホームパーティーなどで、最後に飲むコーヒーや紅茶用のカップにいかがでしょう。 1920年から1950年頃のディゴワン窯で作られた厚手のアイアンストーン。 とてもチャーミングなフランスのシャビー シックなカップです。 ・France 1920-50’s ・サイズ:口径8cmx高さ5cm
Digoin&Sarreguemines cafe cup エンボスとオレンジのライン kt3075-B
¥4,620
少し厚手の陶器カップです。特に底面が厚く、通常のコーヒーカップとビストロカップの中間くらい。ハンドルはブリュロの典型的なデザインが使われています。 カップの表面には風に靡くカーテンのような美しいエンボス模様が施されています。少しセピアなオレンジラインのアクセントも素敵です。 その昔、パリの街角のカフェで使われていたようなカフェカップ。ソーサーはありません。 気さくな友人とのホームパーティーなどで、最後に飲むコーヒーや紅茶用のカップにいかがでしょう。 1920年から1950年頃のディゴワン窯で作られた厚手のアイアンストーン。 とてもチャーミングなフランスのシャビー シックなカップです。 ・France 1920-50’s ・サイズ:口径8cmx高さ5cm
Wedgwood サーモンピンクのハリエニシダの平皿B kt3040
¥6,820
SOLD OUT
Wedgwood Etruria Gorse 平皿B 裏面には、 “GORSE” WEDGWOOD ETRURIA ENGLAND と刻印されています。 “Gorse” は植物の「ハリエニシダ」の英名。 淡いピンク色のハリエニシダがお皿一面に描かれています。縁回りはスカラップデザインで、古いウェッジウッドらしい軽く薄手のクリームウェアアイボリーのプレートです。経年変化による貫入が100年前に製造されたアンティーク感を醸し出しています。 ハリエニシダはスコットランドの牧草地などによくみられ、4月~5月にかけて黄色の小さな花を咲かせます。もとは地中海沿岸や西ヨーロッパの原産。放牧動物の被食から逃れるため葉が後に針に変わるそうです。 本品に刻印されているエトルリア(ETRURIA)工房は1769年、ジョサイア・ウェッジウッドが39歳の時に、スタッフォードシャー州に開設した陶器工場で、彼はそこをエトルリアと名付けました。その後エトルリアは180年間、ウェッジウッドの本拠地として運営されていました。 「エトルリア」というのは紀元前8世紀頃からの、イタリア半島中部にあった都市国家の名前だったそうです。ジョサイアはその名前をそのままその町の名前にしたそうです。 ・England 1905-1920’s ・サイズ:直径24cmx高さ2cm
Félix Potin のコンフィポット Bleu ホワイト地 kt3083
¥39,600
SOLD OUT
Felix Potin(フェリックスポティン)のブルーコンフィポット Felix Potin FP0.25 標準サイスのものです。下地がホワイトの艶ありの美しいタイプです。 下部高台部分に1cmほどの欠けがありますが、置いてしまうと見えません。 1880-1920年のリュネヴィル窯の作陶です。 フェリックスポティンは、19世紀初頭創業のパリの老舗のスーパー(今でいうところの)で、独自の工場で自社製品の製造もしていました。自家製ジャムは人気商品で、これらのコンフィチュールポットにジャムを詰めて量り売りしていたそうです。 フェリックスポティンの名入り品は、母国フランスだけでなく世界中の人気アイテムです。100年以上前のもののため良好な状態で残存しているものは少なく、近年では大変希少価値が高まっています。 このポットは、当時まさにパリで生活する庶民に使われていたものです。 古いパリの町の想い出、そして私たちを過ぎ去った当時のパリの優雅な時代へ誘ってくれる貴重なアンティークアイテムです。 ・France 1880-1920’s ・サイズ:直径9.2cmx高さ:13cm
Félix Potin のコンフィポット Bleu ベージュ地 kt3084
¥39,600
SOLD OUT
Felix Potin(フェリックスポティン)のブルーコンフィポット こちらは、Felix Potin FP0.25 標準サイスのものです。下地が貫入の入ったベージュ色の渋いタイプです。 下部高台部分に1cmほどの欠けがありますが、置いてしまうと見えません。 1880-1920年のリュネヴィル窯の作陶です。 フェリックスポティンは、19世紀初頭創業のパリの老舗のスーパー(今でいうところの)で、独自の工場で自社製品の製造もしていました。自家製ジャムは人気商品で、これらのコンフィチュールポットにジャムを詰めて量り売りしていたそうです。 フェリックスポティンの名入り品は、母国フランスだけでなく世界中の人気アイテムです。100年以上前のもののため良好な状態で残存しているものは少なく、近年では大変希少価値が高まっています。 このポットは、当時まさにパリで生活する庶民に使われていたものです。 古いパリの町の想い出、そして私たちを過ぎ去った当時のパリの優雅な時代へ誘ってくれる貴重なアンティークアイテムです。 ・France 1880-1920’s ・サイズ:直径9.4cmx高さ:13.4cm
Tsubame Märkt ツバメ・マルクト
Tokyo Kichijoji
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-26
open:11時30分~19時
close:水曜日(その他臨時休業あり)
ヨーロッパアンティークとオリジナル雑貨を販売しています。