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オランダの古い木靴クロンペン ot1213
¥12,000
Klompen (clogs) Holand クロンペン(Klompen)は古くからオランダに伝わる木靴の総称。 オランダの1880年〜1930年代の古い革張りの木靴です。サイズは24cmくらいです。 ソール部分は木製、上部カバーは革製。 木をそのまま削って作ったソールにバッファローのような硬質な革がビス打ちされています。 片方のつま先に補修革が張られていてとてもいい感じです。 ヒール部には後付けの樹脂の補修材が貼られています。 がっしりした堅い焦げ茶色の革がとても素敵ですが、履くには革が硬すぎるので、ディスプレイとしてお使い頂ければと思います。 よほどサイズが合えば工夫して使用することは可能です。 ・Holland 1900年代前後 ・サイズ:24cmくらい
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革貼りの大きめのジュエリーケース ot1935
¥13,200
表が総革張りの古い蓋付きの箱、恐らくベースは木製の箱で表面に革を張り込んだものと思います。 本品は少し大きめのジュエリーケースです。上蓋が背面を軸に開くようになっています。 上面には表面の革に花か果物の籠がエンボス加工で描かれています。 内部にはベージュ色の生地が貼られていて、上蓋面と底面には内部にクッションが入っています。 生地にはモアレ加工が施されており、色の濃淡が生まれ、ホログラフィーのような見た目です。 ラグジュアリーな雰囲気になりるため、当時より高級な下地として婦人用のカバンや小物などに使われていました。 正面左側上蓋の角が2か所ヒビがあります。ご使用に支障はございません。 古いものですが非常に丁寧に作られています。 ・France 19世紀 ・サイズ:縦12cmx横32cmx高さ8cm
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Papier mache Snuff box ot1812
¥5,800
Papier macheはフランス語で噛んだ紙という意味。紙片またはパルプからなる複合材料で、繊維で補強されていたり、糊やでんぷんなどで作られた接着剤などで結合されています。のちに高級装飾工芸品のひとつとして、戦士のヘルメット、ミラー ケース、嗅ぎタバコ入れ、ボウル、トレイ、エタジェール、ケースなど様々なアイテムへ発展していきました。 スナッフ(Snuff)とは嗅ぎタバコのことで、タバコの葉を細かく砕き、鼻から吸い込むことで摂取する無煙たばこの一種。嗅ぎタバコの起源は15世紀ブラジルの先住民が最初だと言われています。 1493年のコロンブスの新大陸航海の際に、フランシスコ会のラモン・パネ修道士が嗅ぎタバコを持ってスペインに帰国したことによって、ヨーロッパに嗅ぎタバコがもたらされたと言われています。1560年代に入ると、フランス、オランダ貴族たちにも使用されるようになります。 スナッフ(snuif)というのは当初オランダ人が「嗅ぎタバコ」に付けた名称でそれが全国に広まったのだそうです。その後1650年には、嗅ぎタバコはフランス、オランダからイングランド、スコットランド、アイルランドなどヨーロッパ全土、そして日本、中国、アフリカなどに広がっていったそうです。 嗅ぎタバコ入れには、携帯用のポケットボックスと室内で楽しむテーブル用の共同ボックスの2つがあります。本品は携帯用のポケットボックスで胸ポケットにすっぽり収まる程のサイズです。空気に長時間さらされるとタバコが乾燥して品質が低下するため、しっかり密閉できる蓋が付いています。 しっかり硬質化したパピエマシェのケースで、黒地にシルバーグリーン色のクラシックな装飾が施されています。内部には当時の細かな茶色のタバコの粉がまだ付着しています。掃除すればきれいに掻き取れますが今はわざと残してあります。匂いは殆ど感じられません。 今は嗅ぎタバコを愛嗅される方は少ないと思いますが、小さなアクセサリーや小物入れにとても可愛いケースです。100年以上前に使われていたものです。 ・England 19世紀後半から1900’s初期 ・サイズ:横5.5cmx縦3.4cmx高さ1.4cm