少し紫がかった茶色の革の小さなポルトモネです。
ポルトモネ portmonnaie はフランス語でコインパース。ポルトは港、モネは硬貨の意味で、まさに船が出入りする港の様に硬貨が出入りする物ということのようです。
ただ、昔の硬貨は現代よりも厚く、マチもあまり無いコインパースはそう多くは硬貨が入らなかったと思われます。
華奢なポルトモネは、紙チケットや教会に行く時のお賽銭を入れる用とも言われています。
表にはフランスヒナギクでしょうか、白い丸い花とボンボンのような蕾、葉が細工されています。きれいに並んだドットの型押しも手が込んだ作りになっています。
貝殻模様の留め具を下にスライドさせると開けられる仕組みになっており、中は5か所に入れられる様に仕切られています。また、他にも2か所のポケットがあり、合計7つのポケットがあります。
革の痛みはあるものの、経年の革の色、艶、手のひらに収まるくらいの華奢な大きさがなんとも可愛らしい品となっています。
・1900年前期 France
・サイズ:8×5.5×閉じた時の厚み1.5cm