Salins ラヴィエ ケルトモデル kt3130
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本品のバックプリントに記されているサービス名の “CELTIC” とはケルトのことで、古代ローマでは単に「未知の人」を意味するそうです。一般的にはケルト人は、アイルランド、スコットランド、ウェールズ人のことと言いますが、正式には民族を表す言葉ではないんだそうです。
そのため Wikipedia によると歴史学などでは、「ケルト人 (Celts) 」という言葉は使わず、先住の人々のことを「ケルト系 (Celtic) 」という言葉を便宜的に使っている。ケルト人は移動を続け定住せず、文化的にも様々で、そのためキリスト教進出以前にヨーロッパにいて、ゲルマン人のようにキリスト教に帰依しなかった民族の総称として表現をされることもあるそうです。非常に複雑。
ケルトの伝統的なデザイン(ケルトノット)は、さまざまな結び目と装飾の様式化されたグラフィカルで連続したデザインのことをいいます。
スパイラル、ステップパターン、キーパターンは、西暦450年頃に始まったケルト人に対するキリスト教の影響以前のケルト美術の主要なモチーフで、これらのデザインは動物、植物などの描写が取り入れられました。
本品は縁柄にロカイユ模様が取り入れられた古典的なデザイン。貝殻に抽象的な花の絵柄をモチーフとしています。グリーン色には少しブルーが入った色彩がとても優しい色合いです。表面には貫入の痕がありますが、ヒビ、欠け、クラックなどはありません。
Faïence de Salins
もともとスイスに近いロレーヌ地方のサラン・レ・バンは、古代より塩の採掘が行こなわれており、1856年に岩塩鉱の採掘工場が作られて以来、本格的な塩の生産が始まりました。
サラン製陶工場(Faïence de Salins)は1857年に設立されました。その後まもなく工場は高級陶器を専門とした製陶工場になります。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、サリンズ陶器工場は多くの国産陶磁器を製造しました。その後1912年にサラン窯はロンシャン製陶工場に統合されます。1968年までサラン窯の運営を行いました。その後サルグミンヌに吸収され1998年にすべての生産が終了しました。
・France 1910’s
・サイズ:縦13.4cmx横23.7cmx高さ3cm
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