


東京吉祥寺にて店長と店員のふたりで運営している小さな店です。
むかしから旅好きで、会社勤めの頃から仕事の休みが取れるとどこかを旅していました。
そんな中で出会う古いものに魅せられ2013年にアンティーク、ブロカントショップを開きました。
古いものが生まれ育んできた時代背景や風土を調べていくと、その物の存在価値や理由が見えてきたりします。そんなことを知るのがとても好きです。
何か気になるものがありましたら遠慮なくお声がけください。
モントローのTalking Plate Historical plate D kt2667d
¥7,700
D:La Distraction(気晴らし)日常生活 ごはんを食べさているお母さんと小さな女の子、そして寄り添う男性の絵 Medaille d’or 1834 Porcelaine opaque Louis Lebeuf MONTEREAU プレートの裏に、Louis Lebeuf MONTEREAU(ルイ・ルブフ・モントロー)と刻印されています。ルブフは1840年〜54年までクレイユ&モントローのディレクターを務めました。 こちらは、”Talking Plate” あるいは、”Historical plate” と言われる19世紀のトランスファーウェア(転写)による飾りプレートです。 題材は様々でその当時の日常生活であったり、小説から引用された場面、ユーモア、イベント、場所(建築物)、または歴史上の有名人とその業績を示すものだったりします。 本品は19世紀初頭の青春の挫折や勇壮な情景、庭で採れた果物の試食、施しなどの日常生活の場面を物語る歴史的プレート。 ・France 1840-1854年 ・サイズ:直径20.5cmx高さ2.1cm
Creil et Montereau の古い白の大皿 kt2346
¥18,000
Creil et Montereau の白い大皿。直径直径28cm少々あります。古いクレイユ&モントローの独特の薄青がかった美しいホワイトの肌色です。 本品は白磁ではないと思います。釉薬がしっかりかかっているので、外観は白磁のようにとてもきれいです。 貫入や若干の染みはあります。また縁に欠けがありますが、欠けの上から釉薬が掛かっていますので、作陶中に出来てしまったものと思います。全体的に良好な状態と思います。 バックプリントには “Creil et Montereau Medailles D’or 1834 et 1839 Porcelain Opaque” と刻印されています。“MEDAILLES D’OR” は、この年に Faienceries de Creil et Montereau が金賞を受賞したということだと思います。 Creil et Montereau は 1840年にクレイユとモントローの2つの古窯が合併して設立したと云われています。なのでこの受賞はクレイユ&モントローが正式合併する前、Louis Lebeuf(1833-1840)の時代の受賞ということになります。 その後クレイユ&モントローは1844と49年にも“MEDAILLES D’OR”を受賞しています。そうすると、本品はまさに Faienceries de Creil et Montereau 合併初期の時代に作られたものということになります。 中々見つけることが難しい、クレイユ&モントロー初期の白の大皿です。 ・France 1840年代 ・サイズ:直径28.3cmx高さ3.3cm
St.Amand大皿 緑の縁柄 kt2337
¥13,500
St.Amand のお皿のご紹介です。 今回は直径30cmほどのラウンドの大皿になります。 白磁にサンタマンの得意な転写方式で緑色の抽象化された縁柄が描かれています。 手作業で転写シートを張り合わせているため転写のズレは見られます。 古典的な縁柄はシンプルで色味もクラシックなグリーン色もとても上品です。 経年変化による傷や染みも散見されますが、比較的良い状態です。 ・France 1900年代前期 ・サイズ:直径29.6cmx高さ3cm
フランス製ルーアンのキュノアール kt2664
¥23,100
表はアイボリー色、裏は黒褐色の無骨な陶器。このプレートは cul noir(黒いお尻)と呼ばれるルーアン土器の典型です。中央には花のバスケットが手書きで描かれています。 19世紀初頭の北フランスの陶器キュ・ノアール。モチーフは青色のハンドペイントのフラワーバスケット。 外縁は花形リムと波の形のシンプルな幾何学模様で装飾されています。 裏面は北フランスのルーアンの伝統、マンガン釉薬から生ずる、cul noir(黒いお尻)として知られる暗褐色に仕上げられています。 酸化マンガンは堅牢性だけでなく手頃な価格で入手できたため、主に農村の陶器としてを日常使用されていました。 非常に厚み(約7〜8ミリ)と重みがあります。 現在では希少な陶器となっています。割れヒビなどのない完璧な状態です。 ・France 19世紀 ・サイズ:直径31cmx高さ4.2cm
Jules Vieillard et Cie オーバル大皿 えんじ色のツバメ kt2432
¥32,000
アイボリー色のテールドフェール(TERRE DE FER)にあかね色のツバメ絵柄のオーバルの大皿。 ツバメは渡り鳥です。温暖な南仏にもツバメはやってきます。そしてまた暖かい国へ向けて飛び立っていきます。 帆船が浮かぶ穏やかな海辺に戯れるたくさんのツバメたち、南仏らしいノスタルジックで美しい風景の絵柄です。 作陶はあのジュール・ヴィエイラード・ボルドーです。 ボルドー地方のバカラン(Bacalan)の古窯、ジュール・ヴィエイラード・ボルドー社(Jules Vieillard et Cie Bordeaux)は1845年〜95年までの僅か50年間実在したフランスの古窯。 美しい物語のような絵柄は陶器というよりは絵画のような作品が多く、当時フランスで大変人気を博しました。 期間の短さや独特の個性的な作陶のため、残存数が少なく、19世紀の貴重な陶器作品のひとつとされています。 France 1875年 ・サイズ:縦26cmx横37cmx高さ4cm ※こちらの商品は個別送料(1500円)一律になります。
フランスのディネット ままごとカップ&ソーサーC kt2575-4
¥6,600
Porcelain de Parisままごとの白磁のコーヒーお茶会セットのカップ&ソーサーです。 Porcelain de Parisとはパリ焼きとも呼ばれ、1700年代中期より1800年代後期頃までパリ周辺にあった磁器窯の総称です。リモージュやセーブル窯の職人が独立や技術者として窯を持ち、アトリエを開いていたそうです。 白磁のものは高価だったため、ままごとの小さなカップやポットでも高貴な貴族の子供のものだったようです。 その作りはとても精工で、ポットなどは傾けても蓋が落ちないように回して開けるようになっていたり、シュガーポットは持ち手にマスカロン(Mascaron)(古代建築の仮面装)のレリーフも付いていたりと本格的です。 滑らかで透き通った白磁の美しさと手のひらサイズの小ささが愛らしくもどこか気品が感じられるdinetteです。 販売は個別です。 ・1800年代 France ・カップ:口径5.5×高さ5.6cm/ソーサー:口径9.8×高さ2.3cm
フランスのディネット ままごとカップ&ソーサーD kt2575-5
¥6,600
Porcelain de Parisままごとの白磁のコーヒーお茶会セットのカップ&ソーサーです。 Porcelain de Parisとはパリ焼きとも呼ばれ、1700年代中期より1800年代後期頃までパリ周辺にあった磁器窯の総称です。リモージュやセーブル窯の職人が独立や技術者として窯を持ち、アトリエを開いていたそうです。 白磁のものは高価だったため、ままごとの小さなカップやポットでも高貴な貴族の子供のものだったようです。 その作りはとても精工で、ポットなどは傾けても蓋が落ちないように回して開けるようになっていたり、シュガーポットは持ち手にマスカロン(Mascaron)(古代建築の仮面装)のレリーフも付いていたりと本格的です。 滑らかで透き通った白磁の美しさと手のひらサイズの小ささが愛らしくもどこか気品が感じられるdinetteです。 販売は個別です。 ・1800年代 France ・カップ:口径5.5×高さ5.6cm/ソーサー:口径9.8×高さ2.3cm
白豚毛の洋服用ブラシA ac0352
¥5,400
SOLD OUT
ビンテージの古い洋服用ブラシを探していて、先日パリで漸く見つけて来ました。 もちろん天然毛の物が欲しかったのですが、こちらは白豚毛になります。 持ち手はボーン製、当時よりアイボリーは高級品、その代わりにボーンが使われるようになりました。 主にバッファロー(水牛)のかかとなどが使われていたそうです。 毛の柔らかさは馬毛、白豚毛、黒豚毛の順番なので本品は中間くらいでしょうか。 優しいアイボリー色にボーン独特に質感とシンプルさがとても気に入っています。 ・France 1950’s ・サイズ:L=19.5cm
「飛ぶツバメ」オリジナル丸亀うちわ(香川県) fa0433
¥3,190
SOLD OUT
オリジナルのうちわが出来ました。 空を元気に高々と飛ぶツバメは、”maison du suzume” のデザインです。 うちわの制作は香川県の伝統工芸「丸亀うちわ」を使わせて頂きました。 江戸時代から続く丸亀うちわ。寛永10年(1633年)丸金印の「渋うちわ」が金比羅詣りの土産品として全国に広がったとされています。 国の伝統工芸でもあり、穂と呼ばれる扇状の部分が均等に並び丁寧な造りとなっています。 柄と骨とが一本の伊予竹で出来ており、ひとつひとつの工程がすべて職人の手仕事で作られています。 丈夫で長持ち、今年の夏はひとランク上質な「丸亀うちわ」で、涼をとってみてはいかがでしょうか。 ・サイズ:全長35cmx横幅17.5cm max The swallow flying energetically high in the sky is a “maison du suzume” design. I used the traditional craft of Kagawa Prefecture, "Marugame Fan", to make the fan. Marugame uchiwa has been around since the Edo period. It is said that in 1633, Marukin's 'Shibu Uchiwa' became popular as a souvenir for those visiting Konpira. It is also a traditional craft of the country, and the fan-shaped parts called ears are arranged evenly and carefully made. The handle and frame are made from a single piece of Iyo bamboo, and each process is done by hand by craftsmen. This summer, why not cool off with a high-quality “Marugame Uchiwa” that is durable and long-lasting? ・サイズ:35.5×17.8cm
半月型のクリスマスビスケット缶 アメリカ製 ot0769
¥6,900
SOLD OUT
とても素敵な Half Round(半月)のブリキのクリスマス用ビスケットの缶。 ビスケットはアメリカの Lakeside Biscuit Company社製、缶は tindeco社製。1920〜30年代のモノです。 tindeco社は1914年にアメリカ、メリーランド州のボルティモアで創業した缶工場(底部に刻印が残っています)。 Tinコレクターの中でも大変人気のあるメーカーです。 蓋を含めて6種類の様々なクリスマスの絵が描かれています。蓋の絵柄はだいぶ色褪せていますが周りの絵は今も鮮明に残っています。 蓋の裏側には「最初のフルーツケーキの起源」というショートストーリーが記載されているのも面白いです。 缶自体の形や絵柄など、どれをとってもとてもめずらしくチャーミングな一品です。 蓋の開け閉め、全体的な状態も良好です。 ・アメリカ 1920-30年代 ・サイズ:半円横26cm×縦13.5cm×高さ10cm
木製ヴィンテージ抽斗 103/0482 ot1766-1
¥8,500
SOLD OUT
お店でもよく活用している古い抽斗のヴィンテージ品。 アンティークの世界では和洋を問わずよく使われているアイテムです。 特に温故知新を巧みにディスプレイに取り入れるパリの小洒落たショールームでは、古い抽斗(あるいは木箱)などは必須のアイテムです。 正面に手掛けを兼ねたプレート入れ付きの金物が付いています。番号の意味は判りませんがなんかいい感じです。 箱本体もしっかりしていて、木の板厚が1.8cmもあります。 四隅の接合方法も包み蟻形相欠きつぎ と云う凝った技法が使われていたり、両サイドの溝加工以外はきれいに面取り加工が施されています。 材質は明確には判りませんが、オークかウォールナット材だと思います。非常に質の良い家具です。 ・France 1900年中期 ・サイズ 外側:横15.5cmx奥行39.5cmx高さ10.5〜11cm、内側:横12.2cmx奥行36.2cmx高さ8cm
Canivet holy card "Jesus naissant" bt0531
¥5,800
SOLD OUT
Jesus naissant カニヴェ (canivet) とは、エンボスにて立体感を施したレース状の透かし細工で作られるカトリックの小聖画のカードです。画法はエッチングなどにより聖職者や聖書の物語が描かれ、古くより身近な信心具として用いられました。 また19世紀には贈り物としても使用され、裏面には送る相手の名前と日付などが書き込まれているものもあります。 こちらは、純潔の象徴であるユリ、実の成る枝(オリーブでしょうか)を持つ幼いイエスキリストが描かれ、薔薇やその他の花々を象ったとても繊細なカットワークが施されています。裏面には図版を制作したアトリエBouasse-Lebel社(カニヴェやアンティーク聖画の版元として知られるカトリックの出版社)と図版番号 (745) が記されています。 カニヴェはレース部分がとても繊細なため、当店にて両面をガラスにて挟んで販売しています。ガラス上下の部分はデザイン上敢えて固定のテープは付けておりません。ガラス本体が見えているためお取り扱いにはご注意ください。 今回は4点あり、それぞれのページでご紹介しています。 どちらもレースのカットワークが美しく、また聖画も可愛らしいものを選びました。 ・1890年 France ・サイズ:10.3cm×15.5cm×厚さ3mm
ダゲレオタイプのフランスの小さな女の子の古い写真 st0738
¥12,100
SOLD OUT
ダゲレオタイプは写真の歴史の中で最初に商業的に成功した最も古い写真プロセス(1839〜1860年)です。発明者ルイ・マンデ・ダゲールにちなんで名付けられました。 銀メッキの銅板に画像が映し出されています。額本体は恐らく木製で焦げ茶色のエンボス紙が貼られています。 枠は3層になっていて、一番外側は金彩が施された痕が少し残っています。真ん中はベルベット生地がクッション代わりに使われています。一番内側は金メッキの真鍮でそれぞれ異なった装飾がされています。正面はガラスで保護されています。非常に華やかです。下の写真のように内枠部分より額縁より写真本体を取り外すことが出来ます。写真の裏側は銅板が貼られています。 19世紀後期のアイテムで、手のひらサイズのフレームに、小さな可愛いらしい女の子の写真が映し出されています。 ■ダゲレオタイプ Daguerreotype とは 最も早く公表された写真術。銀メッキされた銅板の上に画像を形成します。フランス人のダゲール(Louis Jacques Mandé Daguerre 1787-1851)が考案し、1839 年 1 月に発表しました。この年が写真発明の年とされています。感光面をレンズ側から鑑賞するため左右逆となる画像は解像度が高く、美しく鮮明なもので、見る角度によってポジにもネガにも見えます。肖像写真に多く用いられ、大流行した写真術です。(東京都写真美術館資料より) ・France 19世紀 ・サイズ:縦7.5cmx横6.2cmx厚み0.8-0.9cm
Pelikan Bakelite ink ribbon case A Germany st0769-1
¥3,960
SOLD OUT
ペリカンのヴィンテージベークライト製ケース。久しぶりに入手しました。 もともとはタイプライターなどのインクリボンが入っていたケースです。 ケースは焦げ茶色のベークライトらしい樹脂製で、上面には艶消しゴールドの塗装にペリカンの登録商標が刻印されています。裏面には、Gunther Wagner Pelikan の文字が円状に刻まれています。 2点ありますが、内部のインクリボン巻が、Aはプラスティック製、Bはスチール製です。 本品Aはプラスティック製です。 蓋はねじ式になっており、きれいに開け閉めができます。小さくて大切なものをしまっておいてください。 ペリカンの創業は1838年、ドイツのハノーファーで化学者のカール・ホーネマン(Carl Hornemann1811-1896) が絵具とインクの工場を設立したのが起源。当初はペリカンという名前ではなく創業者の名前がそのまま会社名になっていました。 1863年、優秀な科学者であったギュンター・ワーグナー(Gunther Wagner 1842-1930)が工場長に昇進。1871年には会社経営を引き継ぎます。1878年にワーグナー家の家紋のペリカンのロゴをはじめて使用し、4羽の雛を持つペリカンは、ドイツで最も古い商標登録の1つとなりました。 創業者はカール・ホーネマン、ペリカンブランドの創始者はギュンター・ワーグナーとなります。 その後、1929年初のペリカン万年筆が誕生します。 ペリカンのマークは雛の数によって年代がわかります。1873年~3羽、1878年~4羽、1922年~4羽、1937年~2羽、2020年~1羽。 商標のモチーフとなったペリカンの親子は、ヨーロッパでは古来より親子愛の象徴とされており、親ペリカンの母性愛といつか巣立って行く雛に対する愛情物語を、すべて1つのマークに込めて伝えているそうです。 ・Germany Vintage(年代不詳) ・サイズ:直径6.3cmx高さ3cm
筆記体アルファベット・数字の金属プレート lot 118プレート ot1907
¥15,400
SOLD OUT
アルファベットと数字の筆記体で描かれた使途不明の謎のプレート。 重さのある金属で、アルファベットや数字は滑らかに彫り込んで作られています。 彫り込んだ先は金色で彩をしてあります。ひとつひとつは斜めにカットされていますが、 繋げると筆記体の文字ごとの繋がりが見られます。元々繋がって使用していたものを カットした物なのか、作る過程で繋がりがあった物をカットしたのか謎です。 スタンプや活版印刷の用途の物かとも思いましたが、それでは凸凹が逆(彫り込んでいるため)なので、シーリングスタンプのヘッドのような何かを流し込んで使用する物なのか。 いろいろ考えましたが私の想像はここで止まってしまいました。 全部で118枚あります。 アルファベットの文字は判読不明な物もありますので、写真を参考になさってください。 重厚感がありますので、ディスプレイのひとつとしてお使いになると映えるのではないでしょうか。 ・買付け地France 1900年中期 ・サイズ:文字1cm~3cm×高さ3cm×厚み2mm(各文字により違います) 数字0.5cm~1.5cm×高さ3cm×厚み2mm(各数字により違います)
Rouen Jules Vieillard&Cie Bordeaux 深皿B kt3129B
¥8,400
SOLD OUT
こちらのお皿は “Rouen”(ルーアン)という名のついたシリーズです。ルーアンはフランス、ノルマンディ地方の街。ジャンヌ・ダルクゆかりの地として有名で、中世の古都であり、ルーアン大聖堂はゴシック建築の代表作として知られています。 本品のデザインの意図するところはわかりませんが、濃い青(藍色)に植物をモチーフにしたような非常に威厳のある装飾がとてもいい感じです。プレートの裏面には 筆記体で “JVB” と記されています。これは19世紀の Jules Vieillard&Cie Bordeaux の頭文字の刻印になります。 年代のわりに状態は良好ですが、縁回りの釉薬が剥がれて素地が露出している部分がございます。詳細は写真でご確認ください。 J. Vieillard & Cie はボルドーのケ・ド・バカランにある陶器工場で、ジュール・ヴィエイヤールは1845年にデビッド・ジョンソンの所有していた陶器工場を引き継ぎました。1868年に亡くなるまでジュール・ヴィエイヤールが経営していました。1865年からは父と経営を分担していた息子のアルベールとシャルルが引き継ぎ、1895年に工場は閉鎖されました。 美しい物語のような絵柄は陶器というよりは絵画のようで、当時フランスで大変人気を博しました。たった50年間という短い期間に上質で美しい作品を残しました。その製作期間の短さと独特の個性的な作陶のため残存数が少なく、19世紀の貴重な陶器メーカーとされています。 1852年10月、ルイ・ナポレオン・ボナパルトがボルドーを訪れた際、工場見学を依頼した大統領からリボンとレジオンドヌール勲章を受けました。 ・France 1870-1880’s ・サイズ:直径22.5cmx高さ2.6cm
Rouen Jules Vieillard&Cie Bordeaux 深皿A kt3129A
¥8,400
SOLD OUT
こちらのお皿は “Rouen”(ルーアン)という名のついたシリーズです。ルーアンはフランス、ノルマンディ地方の街。ジャンヌ・ダルクゆかりの地として有名で、中世の古都であり、ルーアン大聖堂はゴシック建築の代表作として知られています。 本品のデザインの意図するところはわかりませんが、濃い青(藍色)に植物をモチーフにしたような非常に威厳のある装飾がとてもいい感じです。プレートの裏面には 筆記体で “JVB” と記されています。これは19世紀の Jules Vieillard&Cie Bordeaux の頭文字の刻印になります。 年代のわりに状態は良好ですが、縁回りの釉薬が剥がれて素地が露出している部分がございます。 J. Vieillard & Cie はボルドーのケ・ド・バカランにある陶器工場で、ジュール・ヴィエイヤールは1845年にデビッド・ジョンソンの所有していた陶器工場を引き継ぎました。1868年に亡くなるまでジュール・ヴィエイヤールが経営していました。1865年からは父と経営を分担していた息子のアルベールとシャルルが引き継ぎ、1895年に工場は閉鎖されました。 美しい物語のような絵柄は陶器というよりは絵画のようで、当時フランスで大変人気を博しました。たった50年間という短い期間に上質で美しい作品を残しました。その製作期間の短さと独特の個性的な作陶のため残存数が少なく、19世紀の貴重な陶器メーカーとされています。 1852年10月、ルイ・ナポレオン・ボナパルトがボルドーを訪れた際、工場見学を依頼した大統領からリボンとレジオンドヌール勲章を受けました。 ・France 1870-1880’s ・サイズ:直径22.5cmx高さ2.6cm
Pot a confitures Felix Potin Paris ceramique Luneville kt2702
¥33,000
SOLD OUT
“Félix Potin Paris″ の古いジャム瓶(コンフィチュールポット) 「フェリックス・ポティン」は1844年にパリに初めての大型小売店(いわゆるスーパーマーケット)としてオープンしました。 若い実業家のジャン・ルイ・フェリックス・ポティン(1820-1877)によって設立されました。 これは1852年に世界初の百貨店として創業した「ボン・マルシェ」よりも古い歴史になります。 1861年にパリ北の郊外に大きな工場を作り、そこで “Félix Potin Paris″ のオリジナルブランドを立ち上げ、自社製品として事業を拡大します。 1923年には店舗はイル・ド・フランスを中心に各地に70店舗にまで増えたそうです。 この事業は1958年に買収されるまで長きにわたり存続されます。 こちらはその時の工場が転写されてポットです。ポティンのポットはいくつかのデザインがあります。 当時、お店で自家製ジャムの量り売りをしていて、このジャムポットにジャムを詰めていたそうです。 この工場で製造したジャムを店内で販売していたのですね。こちらはその当時のジャムポットになります。 本品は19世紀後期のリュネヴィル窯の陶器になります。底面にはリュネヴィルの刻印が記されています。 経年変化による染みや汚れ、欠けがあります。上部の口部分に欠けを修理した形跡があります。 ポティンのポットは古いため良好なものが非常に少なく、本品は大きな欠けや割れの無い良好な状態です。 ・France 19世紀後期 ・サイズ:直径9.5cm×高さ13.5cm
Felix Potin Bleu のコンフィポット kt3153
¥46,000
SOLD OUT
ホワイト地にブルーの文字が美しい Felix Potin のコンフィチュールポット(ジャム瓶) 上部縁部分に約2cmほどの欠けがあります。 Felix Potin のコンフィチュールポットといえばリュネヴィル窯の作陶ですが、本品は1923年のバドンヴィレーの刻印が入っています。これはバドンヴィレー窯のオーナーであるフェナル家が、1921年にリュネヴィル窯の経営権を購入したことにより、その後1922年から1923年のリュネビルの刻印はバドンヴィレーの刻印に変わったり、リュネビルとバドンヴィレーのダブルネームになったりしていました。逆にバドンヴィレーの刻印はめずらしい。 フェリックスポティンは19世紀初頭創業のパリの老舗のスーパーマーケットで、工場で自社製品の製造なども行っていました。自家製ジャムは人気の商品でこれらのコンフィポットにジャムを詰めて量り売りしていたそうです。本品は0.25サイズです。 フェリックスポティンアイテムは、フランス本国だけでなく世界中で人気があります。100年以上前のもののため良好な状態で残存しているものは少なく、近年では大変希少価値が高まっています。 このポットも当時まさにパリで生活する庶民に使われていたものです。 古いパリの町の想い出、そして私たちを過ぎ去った当時のパリの優雅な時代へいざなってくれる貴重なアンティークアイテムのひとつです。 Felix Potin について… Felix Potin ・France 1880-1920’s ・サイズ:直径9cmx高さ13cmくらい
Creil Montereau デュ・バリーの赤い花 デザートプレート kt3159
¥10,000
SOLD OUT
Creil et Montereau Labrador Servuce DUBARRY デュ・バリー夫人(1743-1793)といえばポンパドール夫人と共にルイ15世の公妾として有名です。そんな彼女の名前の付いたクレイユ&モントローのサービスです。 デュ・バリーは元は貧しい家に生まれた私生児だったそうです。当時はジャンヌという名前でした。若くて美しいジャンヌはデュ・バリー子爵に見初められ、後にルイ15世に見出され公妾となります。 その時ポンパドール夫人はすでに他界しており、ルイ15世はジャンヌの虜になって彼女を公妾としました。ルイ16世の時代のフランス革命の時、50歳になった彼女は王族のひとりとして革命派に処刑されてしまいました。デュ・バリー夫人は朗らかで愛嬌がある親しみやすい性格だったと言われています。 ルイ15世の時代のデザイン様式は、曲線を多用する繊細で優美、官能的な装飾が特徴。アカンサスの葉などがモチーフとして多く用いられ、フランス語で岩(貝殻)を意味するロカイユからロココ様式とも呼ばれます。 本品もまさに耽美なロココ様式がそのまま採用されています。草木の複雑な曲線とお花で飾られて小さなガーランドがたくさん飾られています。淡いピンク色もとても綺麗です。 こちらのデザートプレートは、元は白地でしたが貫入と染みで、セピア色になっておりよりアンティーク感を醸し出しています。欠けや割れクラックなどは殆ど見受けられません。 ・France 1989-1920’s ・デザートプレート サイズ:直径20.2cmx高さ2.3cm
ジアンの古いラヴィエ fleurette 小さな花B kt3166-B
¥11,000
SOLD OUT
fleurette、小さな花という名前のお皿、前菜を盛り付けるためのラヴィエです。 小さな花の縁取りがあまりにもかわいい、表面より側面のほうが好きというラヴィエやコンポートはよくあります。むしろ側面のデザインに惹かれて買い付けるような、、、 ちなみに表面には山査子のような梅のようなお花がちりばめられています。 19世紀、ジアンの名品です MEDAILLES D’OR FAIENCERIE DE GIEN DIPLOMES D’HONNEUR FLEURETTE 在庫は2枚ありますがどちらも貫入、染みなどが見られます。詳細はお写真にてご確認ください。 ・France 1875’s~ ・サイズ:横24cmx縦23.3cmx高さ2.8cm
BOCH 平皿C ルイ16世model Belgium kt3180C
¥5,200
SOLD OUT
Décor Louis XVI ベルギーの古窯 BOCH Frères のルイ16世モデルのディナープレートです。 花飾りとアカンサス文様、新古典主義の時代のクラシックでシックな装飾です。青に少しグリーンを混ぜたような柔らかな花束で飾られた素敵なアンティーク陶器プレートです。 本品はボッホのルヴィエール工場で作られたプレートです。このシリーズは以前はケラミス工場で作られていました。1920年以降はルヴィエール工場が引き継いでいます。ケラミスでは1880年から1920年まで、ルヴィエール工場では1920年から1930年までの作陶と思います。 状態は非常に良好です。ひび割れや欠けがなく美しい釉薬のツヤが残っています。 ・Belgium 1920-30’s ・サイズ:直径24cmx高さ2.5cm
Original box with enamel bicycle plate C グリーン fa0469
¥6,300
SOLD OUT
ベルギーの古い自転車taxプレートを付けたオリジナルボックスを再作製いたしました。 正方形の形のボックスにプレートは古い琺瑯製のプレート。約100年くらい前の物を使用しています。この頃のプレートは番号と年代、州名の他にベルギーの州の紋章が入っていてそれぞれのフォルムや字体など年代を感じさせる物です。old plate はベルギーでも入手が難しくなってきた物のひとつです。 単体でのオーナメントとしてもカッコイイですが、何か当店とのコラボアイテムを作りたくて、オリジナル商品として今回のボックスを制作いたしました。 ボックスはシルバーのアルマナイト製で食パンを焼くときの型(今回はリユース品)を使用しています。蓋はスライドして開閉をします。 上部の蓋と、片側面に当店の図案を印刷して仕上げました。道具箱に活躍できそうです。 ・サイズ:13cm×13.5cm×高さ12cm
Original box with enamel bicycle plate A イエロー fa0469
¥6,300
SOLD OUT
ベルギーの古い自転車taxプレートを付けたオリジナルボックスを再作製いたしました。 正方形の形のボックスにプレートは古い琺瑯製のプレート。約100年くらい前の物を使用しています。この頃のプレートは番号と年代、州名の他にベルギーの州の紋章が入っていてそれぞれのフォルムや字体など年代を感じさせる物です。old plate はベルギーでも入手が難しくなってきた物のひとつです。 単体でのオーナメントとしてもカッコイイですが、何か当店とのコラボアイテムを作りたくて、オリジナル商品として今回のボックスを制作いたしました。 ボックスはシルバーのアルマナイト製で食パンを焼くときの型(今回はリユース品)を使用しています。蓋はスライドして開閉をします。 上部の蓋と、片側面に当店の図案を印刷して仕上げました。道具箱に活躍できそうです。 ・サイズ:13cm×13.5cm×高さ12cm
Tsubame Märkt ツバメ・マルクト
Tokyo Kichijoji
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-26
open:11時30分~19時
close:水曜日(その他臨時休業あり)
ヨーロッパアンティークとオリジナル雑貨を販売しています。